超高齢社会対応の「まち」を創る
これから迎える超高齢社会対応の新規格の「まち」の姿や形の実現は、保健・福祉・医療分野だけの取り組みだけでは実現不可能であると同時に、住まい・交通・雇用などの市民生活を取り巻く様々な分野と有機的に結びつけていき、南区だけでなく、福岡市全体として超高齢社会対応を都市政策として捉えていくべきだと考えます。また、高齢者の方々にやさしい「まち」は、障がい者の方々や子ども達にもやさしい「まち」となるはずです。
これから2025年までの7年間、2040年までの22年間、中・長期的視点に立ち、早急に高齢者の急増並びに生産年齢人口の激減に対応することによって、アジアに開かれた拠点都市として福岡市は、アジアの諸外国の姉妹都市等との連携を深め、アジアを中心とした超高齢社会への取り組みのモデルを創造する責務を負った「先駆者」であるべきだと考えます。
将来を担う子ども達の未来を創る
私は、子ども達の趣味や習い事の多様化に伴い、校区の子ども会の組織率も低下し、地域交流が膠着化していると痛感しています。子ども達と保護者だけでなく、学校や地域と連携し、もっと子ども達の教育環境や安全・安心して「遊べる」環境づくりのお手伝いが出来ればと考えています。
また、福岡市子ども会育成連合会会長として、「福岡市薬物乱用防止対策推進協議会」に参加させて頂いていますが、危険ドラッグ・覚せい剤・麻薬の乱用は、青少年にとって絶対にあってはならないことであると痛感すると同時に、福岡県や医師会・薬剤師会等の各種団体と連携を強化し、危険ドラッグ・覚せい剤・麻薬の徹底撲滅に取り組みます。
南区の振興政策とこれからの課題
今まで、
- 通学路を中心とした交通安全政策(歩道確保、歩道のカラー舗装)
- 高齢者に優しい道路のバリアフリー化
- 豪雨、地震等に備えるための災害対策(下水道、公民館の整備)
- 渋滞対策への取り組み(交差点改良、バスカット、外環状道路の渋滞解消)
- 地域振興施策(公園等の公共用地を活用した集会所の整備)
- 公共交通機関が充実していない南区でのバス路線の整備
- 高齢者乗車券の充実
等が実現されました。また、これからは、
- 超高齢社会を迎える「まち」として、公共交通機関の更なる充実
- コミュニティバスをはじめとしたバス路線を含めた地域交通網の整備
- 集会所等、地域交流の拠点の整備
- スポーツ振興・地域振興の一環として、少年野球や町内のソフトボールが出来るグラウンドの整備
等の地域の皆さまから頂いた要望を実現する為に、対話を重ね、しっかりと取り組んでまいります。
福岡市民の生活に資する「条例」の制定
議員在職中、私は議員有志で設立した「条例勉強会」のメンバーとして、条例制定に至るまで、他都市の先進事例等の調査・研究を重ね、通称「空き家条例」や「ふくおかさん家のうまかもん条例」等を発案し、福岡市議会全会一致で可決しました。これからも、この姿勢を忘れることなく、福岡市民の生活に資する「条例」の制定に寄与できればと考えています。